言動にトゲがあるキャラが精神的に成長していく過程と結果すべてが愛しい。そしてそれは、いつも隣に素直で心優しいキャラがいてくれてこそ。結局いい子が好きなだけじゃん、と思われるかもしれないけど違うんだ。
たとえば、ある日意図せず人を傷付けちゃうトゲトゲボール君と気弱で心優しいつるつるボールちゃんが出会ったとする(！？)。
「あなたのトゲが刺さって心が痛むの」と泣くつるボちゃん。それに対し「オレに近付くから悪いんだろ」とふてくされるトゲボ君。
だけど少しずつ交流を重ねるうちに「私も泣いてばかりじゃダメ。強くなるね」と胸を張れるようになったつるボちゃん。一方「オレのこと、こんなに大事に思ってくれる子を傷つけるようなオレのままでいいのか？」と自戒するトゲボ君。
そんなちょっとした変化と成長までのシナリオが、丁寧に描かれた物語が大好きなんだ。途中から何を言っているのか自分でもわからなくなってたのはナイショ。
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