レインツリーの国を5年ぶりに読みました。昔、中学時代に一度借りた本ですが、その年であまり理解出来ず、途中までしか読めずに返却してしまった本でした。高校に入学し、放課後に図書室で勉強する中、その本を見つけもう一度読もうと思い、手に取りました。読み始めると、段々読んだ時の記憶が蘇ってくると同時に、その先の展開を読みたくて読みたくて、一文字一文字丁寧に、時間も忘れて読ませて頂きました。著者の有川浩さん、なんであんなに丁寧な言葉で、ストーリーで、なんて素晴らしい物語を書くのだろうと読み終えた後は言葉も出ない気持ちでした。この本は図書館戦争の作中に登場した本で、いつかしっかりと、じっくりと読みたかった本のひとつでした。主人公である健聴者の彼と、聴覚障がいの彼女とが、ある一冊の本をきっかけに織り成す恋愛小説です。
社会における『障がい者』、という存在を改めて認識させられる内容です。よくあるような「愛があれば障がいなんて乗り越えられる」と謳う単純なストーリーではありません。本書のあとがきにもありましたが、この本は、障がい者の体験談などの取材を元に綴られた本で、実際の障がい者視点で語られる言葉は、読み手が思わずハッとするような内容です。読み終えた後、本当にこの本を読めてよかった。心からそう思いました。文章のどれをとっても素敵な描写で、惹き込まれる展開にワクワクしながら、楽しみながら、ヒーローとヒロインの結末を見終えることが出来ました。この本を読まなければきっと死ぬまで知らなかったような事も沢山学びました。また同時に、この本を理解出来ていない状態で図書館戦争も理解出来ていないんだろうなと思い、もう一度図書館戦争を最初から読みたいと思いました。最後に、拙い文章でしたが、読んでいただきありがとうございました。
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レインツリーの国を5年ぶりに読みました。
昔、中学時代に一度借りた本ですが、その年であまり理解出来ず、途中までしか読めずに返却してしまった本でした。
高校に入学し、放課後に図書室で勉強する中、その本を見つけもう一度読もうと思い、手に取りました。
読み始めると、段々読んだ時の記憶が蘇ってくると同時に、その先の展開を読みたくて読みたくて、一文字一文字丁寧に、時間も忘れて読ませて頂きました。
著者の有川浩さん、なんであんなに丁寧な言葉で、ストーリーで、なんて素晴らしい物語を書くのだろうと読み終えた後は言葉も出ない気持ちでした。
この本は図書館戦争の作中に登場した本で、いつかしっかりと、じっくりと読みたかった本のひとつでした。
主人公である健聴者の彼と、聴覚障がいの彼女とが、ある一冊の本をきっかけに織り成す恋愛小説です。
社会における『障がい者』、という存在を改めて認識させられる内容です。
よくあるような「愛があれば障がいなんて乗り越えられる」と謳う単純なストーリーではありません。
本書のあとがきにもありましたが、この本は、障がい者の体験談などの取材を元に綴られた本で、実際の障がい者視点で語られる言葉は、読み手が思わずハッとするような内容です。
読み終えた後、本当にこの本を読めてよかった。心からそう思いました。
文章のどれをとっても素敵な描写で、惹き込まれる展開にワクワクしながら、楽しみながら、ヒーローとヒロインの結末を見終えることが出来ました。
この本を読まなければきっと死ぬまで知らなかったような事も沢山学びました。
また同時に、この本を理解出来ていない状態で図書館戦争も理解出来ていないんだろうなと思い、もう一度図書館戦争を最初から読みたいと思いました。
最後に、拙い文章でしたが、読んでいただきありがとうございました。