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1:ID:XcQiQk · 2021-11-27

“己の珠に非ざることを惧れるが故に、敢て刻苦して磨かうともせず、又、己の珠なるべきを半ば信ずるが故に、碌々として瓦に伍することも出來なかつた。”山月記(中島敦)
この一文がすごく心に響く。時々自分が虎にならないか心配になって思い返す。こうやって読んだ時感じたことが忘れられないで、何年もかけて自分の心に馴染ませるように思い返し続けるのも、良い文学だと言えるのかもと思う。

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