芸術学の先生曰く、展覧会なんかに行くと自分にとっての特別な作品に出会うことは確かにあるらしい。先生は安くはない入場料を払って絵を見に行く事を阿漕な商売とすら思っているらしいけど、そんな作品に出会ってしまうと自分でも馬鹿馬鹿しいとは思いつつも一途に、あるいは取り憑かれたように足繁く通ってしまうそうな。自分を変えてしまう作品、というのが面白くて記憶に残っている話。